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 約3千人が犠牲になった2001年9月の米同時多発テロから16年を迎えた11日、テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センターの跡地「グラウンド・ゼロ」など各地で追悼の式典が開かれた。

 グラウンド・ゼロでは、犠牲者の名前が遺族らによって読み上げられた。トランプ米大統領はワシントン近郊の国防総省で開かれた式典に参加。国防総省にはハイジャック機1機が突っ込み、184人が犠牲になった。

 トランプ氏は演説で「米国はおびえない。米国を脅すものは、我々の勇気を試して打ち破られた敵の長いリストにじきに加わるだろう」とした。さらに、「米国を攻撃するために安全な隠れ場所を得ることは絶対にない。(テロリストが)地球上に隠れる場所はないだろう」とテロ根絶を強調した。

 その上で、「我々は全ての悪に勝利を重ね、神の下で一つの国として結束してきた。米国は決して屈しない」と語った。

 同時多発テロから始まった「テロとの戦い」で7千人近い米兵らが命を落としたとし、「あらゆる人種、信仰、背景からなる人々だが、一つの偉大な米国旗を守った」とたたえた。

 米国は同時多発テロ後、ブッシュ政権がアフガニスタンへ軍事介入し、タリバーン政権を崩壊させた。アフガンの治安は安定せず、米軍の駐留は続き「米国史上最長の戦争」と言われる。トランプ氏は8月末、「米兵の即時撤退」の持論を翻してアフガンへの無期限の駐留継続を表明。追加派兵も決定され、出口戦略は見えないままになっている。(ワシントン=杉山正)

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