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 昨年は「記録的な不漁」だった秋の味覚、サンマ。今年はそれをさらに下回るかもしれない。各地のイベントにも影響が出ている。

 備長炭で焼かれたサンマから勢い良く煙が上がる。JR目黒駅前(東京都品川区)で10日に開かれた「目黒のさんま祭り」。岩手県宮古市から届けられる7千匹のサンマが呼び物だが、今年は北海道産を買って届けた。「例年、お盆明けぐらいには水揚げがあるが、今年は祭り当日まで1匹もとれなかった」。宮古市の佐々木勝利水産課長は申し訳なさそうに話した。台風で港に被害があった昨年や、やはり水揚げが遅れた4年前も北海道産を使ったが、今年はより深刻だという。

 宮城県気仙沼市の「気仙沼『海の市』サンマまつり」は14日、初の中止を決めた。1週間延期して水揚げの回復を期待したが、見通しが立たなかった。まつりは東日本大震災後に始まり、4回目を迎えるはずだった。主催する気仙沼産業センターは「気仙沼に水揚げされた生サンマにこだわっているので、他のサンマでは意味がない。再び延期しても、開催できるかどうか」と決断した。

 気仙沼漁協によると、今季の初水揚げは8月23日。昨季より1日早かったが、その後はぱったり。14日現在で186トンにとどまり、不漁だった昨年同期の236トンさえ下回る。

 本州一の水揚げ量を誇る岩手県…

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