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 昨年ノーベル賞を受賞した大隅良典・東京工業大栄誉教授は12日、基礎生物学の研究を支援する「大隅基礎科学創成財団」を設立したと発表した。ノーベル賞や米財団のブレークスルー賞の賞金から大隅氏が1億円を出資して設立した。企業や市民からも出資や寄付を募り、来春から研究者への助成を始めるという。

 大隅氏によると、数年で成果の出やすい研究が増えるなか、長期的な視野に立った基礎研究がおろそかにされているという危機感から、研究環境を改善するために財団設立を決めた。基礎生物学の分野で、重要だが支援されてこなかった研究への助成を検討する。大隅氏は「研究への寄付を通じて科学を大事にする社会をつくりたい」と話した。

 企業には年100万円の会費で会員登録を求める。市民の寄付は1千円から。詳細は公式サイト(http://www.ofsf.or.jp/別ウインドウで開きます)へ。