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 中国の国有大手銀行4行が北朝鮮国籍の顧客に預金をすべて引き出すよう求めていることがわかった。北朝鮮の核・ミサイル開発資金の遮断を狙った米国の金融制裁に、事実上、同調する動きとみられる。中国経済への影響の大きい大手銀が米国の制裁を受けるのを避ける思惑もありそうだ。

 中国、中国工商、中国建設、中国農業の「4大銀行」の複数の支店への取材を総合すると、6月から8月にかけ中国金融監督当局から指示が伝えられた。北朝鮮が7月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したり、今月、6回目の核実験に踏み切ったりする前に当局の方針が固まっていた可能性が高い。

 対応にずれはあるが、多くの支店は8月末までに残高をすべて引き出すように求めており、現在は口座を解約する場合に限り引き出せる。新規預金や振り込みも停止した。ただ、口座凍結には至っておらず、国籍を確認しなくてよいATMを使えば、今でも引き出せるという支店もある。

 米財務省は6月、遼寧省の丹東…

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