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 この夏、ツイッター上で「歌会こわい」論争が盛り上がった。歌会とは、歌人が集い、短歌を批評し合う場のこと。ネットという場で短歌と出会った人々の中には、面と向かって率直な批評をぶつけ合うリアルな歌会には違和感がある人もいるようだ。SNSの登場で、短歌をめぐるコミュニケーションが変わる中での論争だ。

 短歌結社などの歌会は、記名、無記名、テーマを決めるなど、さまざまな形式で定期的に行われる。今年前半、ある歌会の批判を機に「歌会こわい」論争が盛り上がった。〈文学じゃないと言われた〉〈他人の歌を批評したくない〉など「こわい」理由は様々。この数年、ネット上では歌会をめぐるこうした議論は時折みられる。

 歌人の大辻隆弘さんがこの事象を今年7月24日付の本紙歌壇俳壇面の短歌時評で「歌会こわい」と題して取り上げた。ネットの「いいね」は自己満足であり、他者の批評にさらさずに文学は成立しないと評したところ、「“歌会こわい”イコール“批評拒否”」ではない、などの批判が寄せられた。

 短歌を作り始めて2年半、歌会…

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