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 東大のプロ注目左腕、宮台康平(4年、湘南)がラストシーズンのフル回転を誓っている。9日に開幕した東京六大学野球秋季リーグ戦、立大1回戦で3番手として登板。10日の2回戦は8失点ながら完投と連投もこなし、復活への第一歩を踏み出した。「いつでもどこでもいけるように」と勝ち点獲得へ、意気込む。

 左肩痛から復帰した今春のリーグ戦では制球が定まらず、四球から崩れる試合が目立った。夏の間に腕の上げ方などフォームを見直し、この秋に臨んだ。

 1回戦は七回に救援で登場。春の王者の上位打線に直球で押した。先頭の2番峯本匠(3年、大阪桐蔭)を145キロの直球で空振り三振。3番飯迫恵士(同、神戸国際大付)は143キロで詰まらせ遊飛、4番の松崎健造(同、横浜)は145キロで右飛に打ち取った。八回は山根佑太(4年、浦和学院)にカウントを取りにいった直球を中堅スタンドに運ばれた。2回1失点ながら、課題の立ち上がりは三者凡退に切り抜け、「しっかりまとめられた」と手応えを口にした。

 だが、先発した2回戦は「自分の中でもフワフワしている」と立ち上がりに乱調。一回1死から安打を許すと、3暴投と2死球なども絡み、3点を献上。二回までに6点を失った。代打を送られる可能性もあったが、志願して完投した。昨春以来の完投にも本人は「負けてしまったので、何も残らない。中盤以降は良かった」。浜田監督は「完投は次の慶大戦につながると思う」と期待した。

 浜田監督のエースへの信頼は変わらない。「うちの投手陣で肩が一番元気」と3回戦を含めて毎試合準備させることを明言。今後、1回戦を救援、2回戦は先発で行くことも示唆した。春にはプロ志望を宣言していた宮台。まずはチームのために「1イニング、1球でも多く投げて貢献したい」と力強く言った。(大坂尚子)