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 埼玉県熊谷市で2015年9月、小学生を含む男女計6人が相次いで殺害された事件で、刑事責任能力があると判断されて強盗殺人と死体遺棄などの罪で起訴されたペルー国籍の無職ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)が、改めて実施された精神鑑定で精神疾患があると判断されたことが、関係者への取材でわかった。

 同被告は昨年5月まで鑑定留置が実施され、さいたま地検が刑事責任能力を問えると判断して起訴した。しかし弁護側が改めて精神鑑定を要求。今年4月にさいたま地裁が認め、捜査段階と別の医師が鑑定をしていた。裁判員裁判の日程は決まっていないが、弁護側は鑑定結果をもとに無罪主張をする可能性もあり、刑事責任能力の有無が争点の一つになるとみられる。

 起訴状などによると同被告は一昨年9月14~16日、熊谷市の民家3軒に侵入。1軒目で55歳と53歳の夫婦、2軒目で女性(84)、3軒目で母親(41)と長女(10)、次女(7)の一家3人をそれぞれ包丁で刺すなどして殺害し、現金約9千円を奪ったなどとされる。