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■特派員リポート 延与光貞(中国総局員)

 中国で愛国教育を強化する新たな教科書ができたと今月、紙面で報じた。新たな教科書は、中国が主張する領土、それから共産党の歴史について詳しく説明し、「国家主権意識や社会主義の価値観を養う」のが目的だそうだ。日本では戦前に軍国少年を育てたことへの反省があり、教科書検定のたびに、政府による統制強化や歴史の改ざんがないかどうかが問題になるが、中国ではそもそも共産党と政府の歴史観、認識を教え込むのが教育という考えなのだろう。教育の概念も国によって大きく違うものだ。その是非はとてもここでは論じきれないが、実際に中国の子どもたちがどんな内容を学ぶことになったのかは気になる。せっかくの機会だ。中国の「愛国教育」を知るために、実際に教科書を読んでみよう。

     ◇

 今回、新しくなったのは、小中学校の「歴史」「国語」「道徳と法治」の3教科の教科書だ。昨年度から改訂が始まり、今年から順次、全国で使用されることになった。日本の中学1年、2年にあたる7年生と8年生の教科書を買ってみた。

 まずは7年生の「中国歴史」。昨年、国際仲裁裁判で主張が全面的に否定されながら、中国が一歩も引かない南シナ海についての記述が登場する。古代シルクロードを学ぶ章の「知識発展」というコーナーで「南シナ海の諸島」が採り上げられていた。

 「中国の南シナ海の島々には、…

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