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 米アップルは12日(日本時間13日未明)、新製品発表会で、スマートフォン「iPhone」の最上位モデル「X(テン)」と、従来モデルの後継の「8」「8プラス」を発表した。

 「これこそスマートフォンの未来だ」。カリフォルニア州クパチーノの新社屋で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が発表したのは、iPhone発表から10周年を記念した「X」。鮮やかな色彩が特長の有機ELを初めて使い、画面の大きさは5・8インチと、現行の「7プラス」よりやや細長くなった。

 従来モデルで下についていた「ホームボタン」はなくなり、端末の表側全体を画面で覆うようなデザインになった。画面上で指を下から上に動かすことでホーム画面を表示できる。充電器の上に置くだけでケーブルなしで充電できる機能や、人の顔を認識してロックを解除する機能もつけた。拡張現実(AR)機能も充実し、現実の風景に画像やアニメーションを重ねて楽しめる。

 色はシルバー、グレーがあり、容量は64ギガ、256ギガの2種類。価格は日本では11万2800円(税別)から、米国では999ドルからと、最も高い価格帯のスマホとなる。日米などで10月27日から注文を受け付け、11月3日に発売する。

 現行の「7」と「7プラス」の後継機にあたる「8」と「8プラス」は、画面の大きさが7、7プラスとほぼ同じで、カメラの性能などを向上させた。背面はガラス張りで、ワイヤレス充電もできる。

 色はゴールド、シルバー、グレーの3色で、容量は64ギガと256ギガ。価格は「8」が7万8800円から、「8プラス」が8万9800円から。日米などで9月15日から注文を受け付け、22日に発売する。

 また、腕時計型端末「アップルウォッチ」の新モデル「シリーズ3」と、高精細放送に対応した「アップルTV4K」も発表した。

 「シリーズ3」は高速通信のLTEを初めて搭載。iPhoneから離れても電話やメールが送受信でき、ストリーミングで音楽も聞ける。スポーツブランド「ナイキ」や仏高級ブランド「エルメス」とのコラボ製品も発表した。価格はLTEなしが税別3万6800円から、LTEつきが4万5800円から。

 テレビをインターネットにつなぐことで番組が見られる「アップルTV」は、新たに4K映像に対応した。価格は税別1万9800円から。(カリフォルニア州クパチーノ=宮地ゆう