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 沖縄戦で住民83人が「集団自決」に追い込まれた沖縄県読谷(よみたん)村の自然洞窟「チビチリガマ」が荒らされていた問題で、ガマを管理する遺族会と村は連名で警察に被害届を出す方向で調整を始めた。ガマは2008年に村文化財に指定されており、遺族会だけでなく村も対応が必要と判断した。

 チビチリガマでは12日午前、千羽鶴が引きちぎられたり、洞窟の奥にあった遺品のつぼや瓶などが壊されたりしているのが見つかった。洞窟内には遺骨などが残っており、遺族会は立ち入りを禁止していた。

 遺族会と村は被害の確認を進めている。遺族会の与那覇徳雄会長は「犯人はわざわざ中に入って遺品に手をかけており、強い悪意を感じる。警察にしっかり捜査してもらいたい」と話した。