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 無断で動かすとアラームが鳴る自転車を駐輪場に紛れ込ませ、自転車泥棒に心理的なプレッシャーを与えて犯罪を抑止しようとする社会実験が13日、兵庫県尼崎市で始まった。今後3カ月で効果や市民の反応を見極め、導入を検討する。

 実験エリアは、自転車盗の被害が今年1~6月の半年間に57件あった阪急武庫之荘駅周辺▽同じ時期に45件あったJR尼崎駅周辺▽市役所周辺の3カ所。

 市によると、振動を感知すると警報を発する市販のアラーム装置を付けた自転車を6台用意。うち3台を駐輪場などに並ぶ自転車の列に紛れ込ませておく。

 残り3台は「自転車を盗もうとするとアラームが鳴ります」という警告文を付け、それぞれのエリア内の目立つ場所に展示する。これにより、「あたかも全ての駐輪自転車にアラームが装備されているのと同等の心理的効果を与える」(市生活安全課)としている。

 この日は、実験エリア内のファストフード店前で、職員らが見本の自転車を使ってアラームが鳴り響く様子を実演し、社会実験の開始を宣言した。市は今回の試みを、「アラーム」と「ダミー」を組み合わせて「アラーミー社会実験」と命名している。(宮武努)