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 北朝鮮を訪問し、11日に帰国した元プロレスラーのアントニオ猪木参院議員(無所属クラブ)が13日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。北朝鮮側に議員訪朝団を提案したところ、了承されたと明らかにした。一方、外国人記者の関心は別のところに……。

 会見の開始時間を過ぎた。突然、あのテーマ曲「炎のファイター」が流れると、右拳を突き上げて猪木氏が入場してきた。そして、「1、2、3、ダー」。会見は「元気ですかー。元気があれば何でも出来る」から始まった。

 猪木氏は「(政権与党の)自民党内が、制裁だけでなく対話も必要という空気に変わりつつある」と述べ、北朝鮮側に超党派の議員団による訪朝を提案したと説明。北朝鮮側からは「提案は前向きに、訪朝団受け入れは了承しましたと、最後に答えをもらった」と語った。議員団の規模や時期などについては明らかにしなかった。

 猪木氏は、北朝鮮で会談したという李洙墉(リスヨン)・朝鮮労働党副委員長らの写真を示した。質問は、会談内容についても及んだが、猪木氏は「酒を飲んで本音で話す。外交には体力も必要」などとかわし、質疑はかみ合わなかった。

 一方、外国人記者からは「なぜ、赤いマフラーをしているのですか」との質問も。猪木氏は「昔、レスラーで、ガウンの下に赤いタオルをしていたもので」と笑顔で答えた。

 会見を終えた猪木氏は、テーマ曲に合わせ、会場を後にした。(岡田玄