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 子どもの自殺が増える8月下旬から9月上旬、子どもの悩み相談に応じる「子ども110番」が今年、初めてLINEを使って相談を受けた。電話やメールと違う点は何か。どんなことに気を配ったか。運営するダイヤル・サービス社(東京)の現場を訪ねた。

 オフィス街にあるビルの一室。「『どんなこと言われたの』って、聞いてみてもいいですか」。パソコン前に座った女性の相談員が、画面から目を離さずに後ろにいた同社顧問の西宮嗣(あきら)さん(80)に尋ねた。相談は、他人から悪口を言われている、という内容だった。

 「うん、でも核心は言わないかもしれないね」と、西宮さん。元小学校長で、1979年の「子ども110番」開設の1年前から相談にかかわってきた。

 隣の席では、「生きるのがつらい」という相談を受けた相談員が、話を聞いてくれる人はいないの、と尋ねるメッセージを打っていた。「どうすればいいかなあ」。相手の反応を見て考えながら、やりとりを重ねていく。時間帯により、相談したい人が10人ほど集中したこともあったという。

 子ども110番では、8月27…

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