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 イラク北部を自治するクルディスタン地域政府(KRG)が独立を問うために25日に予定している住民投票に関して、イスラエルのネタニヤフ首相は12日、「自国を持とうとするクルドの人々の正当な努力を支持する」とする声明を発表した。

 住民投票をめぐっては、イラク国内の対立や分断を深めかねない上、トルコやイランに住むクルド人の独立機運を高める恐れがあるとして、米国や周辺国から否定的な反応が相次いでいる。イラクの国会にあたる国民議会では12日、住民投票への反対を、半数以上の票で議決した。AP通信は「イスラエルが住民投票を公式に支持した最初の国になる」と報じた。

 ネタニヤフ氏は、トルコ国内で爆破テロを繰り返してきたクルド人の非合法組織「クルディスタン労働者党」(PKK)について、「テロ組織」として拒絶している。一方で、KRGの住民投票は支持する考えを示した形だ。(渡辺丘)