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 原告団は判決後に東京・霞が関で会見し、判決を厳しく批判した。

 原告の男性(21)は朝鮮学校を高校無償化の対象としない方針が示された12年、東京朝鮮中高級学校(東京都北区)の高級部2年生だった。「祖先は日本の植民地支配で日本に渡らざるを得なかった。そうしたルーツや歴史を学ぶことを否定された」と感じた。

 朝鮮学校の教師を目指して朝鮮大学校(東京都小平市)に進学。両親が共働きで3人きょうだいの学費を工面しており「無償化が適用されず、経済的にも負担になった」という。

 判決について「民族教育を否定し、日本で堂々と生きるという権利も奪った判決に憤りを隠せない」と語り、「僕たち在日朝鮮人は自分たちの権利を勝ち取るまでずっと戦い抜く」と述べた。

 原告代理人の喜田村洋一弁護士は「(原告勝訴とした)大阪判決と違い、朝鮮学校というだけで判断された。民族差別そのものだ」と訴えた。(後藤遼太、吉野太一郎