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 2024年はパリ、28年は米ロサンゼルス――。夏季五輪の開催が決まった二つの都市では、歓喜の声が広がった。一方で、治安悪化の懸念や財政難への不安も出ている。

 エッフェル塔をのぞむパリのトロカデロ広場。13日夕、巨大なスクリーンが設けられ、国際オリンピック委員会(IOC)の総会がペルー・リマから生中継された。パリのイダルゴ市長が「PARIS 2024」のカードを掲げると、朝から降り続く雨もいとわずに集まった市民や招致関係者ら200人ほどから、大きな拍手がおきた。

 バルセロナ、北京、ロンドンに「3連敗」を喫した末、1924年以来1世紀ぶりとなる夏季五輪をつかんだ。看護師のマリー・バンデンエルスケンさん(22)は「小さなころから五輪が大好き。とてもうれしい。前回は悲しくて泣いたけど、今回はうれし涙です」と笑顔をみせた。

 9月5~8日に実施されたIFOP社の世論調査によると、83%が招致はフランスにとって朗報だと評価しているという。ただし、治安にはマイナスという人も42%に達した。それでも、南仏からパリに来て広告関連の企業で研修中だというファニー・ブランさん(22)は「治安の問題があるからといって家に閉じこもっても仕方がない。ふだん通りの暮らしを続け、(五輪という)祭典を楽しまなきゃ」と話した。

 2015年秋に起きた同時テロの現場の一つだったセーヌサンドニ県も、パリとともにいくつもの競技会場となる。移民が多く、貧しい地域の代表格。地域開発や雇用、若者らの支援への期待も高い。

 招致レースは、パリと米ロサンゼルスとの一騎打ちだった。ロスが譲る形で、24年がパリ、28年がロスと2大会の開催都市が同時に決まった。パリ市のベルナール・ジョミエ助役は「ロサンゼルスとの戦いではなく、(連続開催として)協力しあうことになった。これこそが友愛を重んじるオリンピックの精神なんです」と説明した。

 パリは競技会場の9割超を既存…

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