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 神戸市長田区で指定暴力団神戸山口組を離脱した勢力が結成した任俠(にんきょう)山口組関係者の男性が射殺された事件で、銃撃した男は回転式拳銃を使った可能性が高いことが捜査関係者への取材でわかった。兵庫県警は、死亡した組関係者の頭部に残っていた銃弾を詳しく鑑定し、銃の種類の特定などを進める。

 捜査関係者によると、13日まで続けた現場検証で、付近から薬莢(やっきょう)が見つからなかったという。実行犯の男らは発砲後、乗用車を現場に放置して走って逃げた。この間に男らが薬莢を拾って持ち去った可能性は低いと県警はみており、発砲すると薬莢が排出される自動式ではなく、薬莢が現場に残らない回転式の拳銃を選んで使ったという見方を強めている。

 死亡した組関係者の楠本勇浩さん(44)は右目付近を1発撃たれ、即死した。銃弾には発射時に「銃の指紋」とも呼ばれる線条痕が残ることから、県警は今後、この弾を詳しく鑑定し、過去の事件で使われた拳銃との共通点がないか調べる。

 一方、現場では複数回の発砲音を聞いたという証言があるが、今のところ、見つかった銃弾は1発だけだという。