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 名古屋市の飲食店からみかじめ料を徴収したとして、指定暴力団山口組弘道会の会長らが愛知県暴力団排除条例違反容疑で逮捕された事件で、みかじめ料は別の山口組2次団体が店から徴収した後、弘道会側に上納する仕組みだったことが県警への取材で分かった。県警は14日、捜査員約60人態勢で山口組総本部(神戸市灘区)を家宅捜索した。

 逮捕されたのは、弘道会会長の竹内照明容疑者(57)ら6人。名古屋市中区錦3丁目の飲食店などから「用心棒代」の名目で現金計58万円を受け取った疑いがある。

 県警によると、6人のうち現金回収役の2人は弘道会とは別の山口組2次団体幹部。弘道会の縄張りでみかじめ料の徴収をさせてもらう代わりに、上納金を払っていたとみられるという。

 弘道会は長年、名古屋市中区の錦三(きんさん)などを縄張りとして守ってきたとされ、捜査幹部は「水面下の金の流れが表に出てきたことは大きい。弘道会トップの逮捕をきっかけに資金源の全容解明と根絶を目指す」としている。