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 将棋の中学生棋士、藤井聡太四段(15)が14日、第76期将棋名人戦・C級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の4回戦で佐藤慎一五段(35)に勝った。同組は、名人戦へとつながる順位戦(全5クラス)の最も下のクラス。一つ上のC級1組への昇級を目指す戦いは、これで4連勝となった。

 後手番の佐藤五段の作戦は、定跡にない速攻。力のこもった戦いになったが、冷静に対応した藤井四段が勝ちきった。「最初は少し苦しいかな、という局面が続いた。昇級を目指して頑張りたい」と話した。次は20日に小林健二九段(60)と王座戦の予選を戦う。

 今期C級2組には50人が参加。それぞれ10局戦い、成績上位3人がC級1組に昇級できる。藤井四段は当面の目標として、この昇級を掲げている。例年、昇級のラインは8、9勝だ。

 藤井四段の今年度の成績は、これで30勝6敗。30勝は全棋士で一番乗りで、2位の菅井竜也王位(25)に10勝の差をつけた。昨年12月のデビュー戦以来の通算は40勝6敗となった。(村瀬信也