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 島根県沖で昨年12月、鳥取県岩美町の田後(たじり)漁協所属の底引き網漁船大福丸(76トン)が転覆し、乗組員4人が死亡、5人が行方不明になった事故で、行方不明者4人の親族13人が近く、同船を所有する「大福水産」(岩美町)と同社社長を相手取り、計約5億円の損害賠償を求める訴訟を鳥取地裁に起こす。代理人弁護士が15日、明らかにした。

 弁護士によると、原告側は、老朽化で安定性を欠いた船を出漁させたことや、エンジントラブルが発生したにもかかわらず海保に救助を依頼しなかったことなどにより、事故が引き起こされたと主張する方針という。

 境海上保安部などによると、大福丸はズワイガニ漁から境漁港(鳥取県境港市)に戻る途中、エンジントラブルが発生。助けを求めた別の漁船に引航されている間に転覆した。(横山翼)