皇太子さまが登った山は170を超す。富士山や南アルプスの白峰三山など3千メートル級も踏破してきた。

 最初の登山は5歳の時、長野・軽井沢の離山(はなれやま)だった。雑誌「山と渓谷」の1996年1月号に寄稿した「山と私」と題したエッセーに、天皇陛下を「父」と表現して「登山を始めたころの私は、(中略)図鑑を片手に、植物を見つけては立ち止まる父のペースをいささかじれったく思ったこともあった」とつづっている。登山の楽しみについては「自分をゆっくりと大自然のなかにおき、動植物や地質を観察し、自然の恩恵に浴すこと、そして、個々の山の歴史に思いを致し、登山の行程全体を楽しむことである」と記している。

 八ケ岳山岳ガイド協会の竹内敬一会長(63)は2005年、南八ケ岳・権現岳の登山に同行した。皇太子さまは「単に山登りをしているのではなく、なるべく修験道の山を選んで登っている」と話していたという。即位すれば容易に登山は出来なくなるとの見方もあるが、「できれば登っていただきたい。せめて裾野から山を眺めるなど、少しでもご趣味を続けていただければ」と話す。

 富士山など計4回、登山に同行…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら