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 埼玉県警上尾署は15日、上尾市の無職女性(76)が300万円の詐欺被害に遭ったと発表した。一度は詐欺と気付いたが、その後警察官を装った男に「犯人逮捕への協力」を求められ、現金を渡してしまったという。県警はうそを信じたふりをして受け取り役と接触してもらい、摘発する「だまされたふり作戦」を逆手にとった新手の手口とみている。

 署によると、女性のおいをかたる男から13日に「お金が必要になった」、翌14日に「代わりの者が受け取りに行く」と電話があり、女性は詐欺と気付いた。しかし、まもなく警察官をかたる男から「犯人逮捕のためにお金を渡してほしい」と電話があり、同日午後3時ごろ、自宅を訪れたおいの同僚をかたる男に現金を渡した。その後警察から連絡がないのを不審に思って相談し、発覚したという。

 県内では今月、春日部市でも同様の被害が発生。県警は「だまされたふり作戦を電話だけでお願いすることや、本物の現金を手渡すよう指示することはない」と注意を促している。