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 ビットコインなどの仮想通貨が中国の規制強化で暴落している。中国の仮想通貨取引所大手「火幣網」と「OKコイン幣行」は15日夜、金融当局の求めに応じて、10月末までに仮想通貨と人民元との取引を停止すると発表した。すでに別の大手も14日に閉鎖を発表しており、3大取引所は全て閉鎖する。中国政府は10月の共産党大会を前に、外国への資本流出や資産バブルにつながる仮想通貨への警戒感をあらわにしている。

 「金融のリスクを増やし、金融を虚業に向けるものは減った」。15日、北京での金融関連のイベントで中国人民銀行の劉国強総裁補佐はそう語った。経済メディア「中国経済網」が伝えた。今後、全取引所が閉鎖に追い込まれる方向だ。

 低コストの支払いや送金手段としてビットコインは欧米で広まり、最近は中国で人気が高まった。人民元と外貨の交換が制限される中、人民元とビットコインを交換し、ビットコインを米ドルなどに換え、資金を外国へ移す手段として使われたとみられる。ビットコイン相場は上昇し、投機的な取引も活発だった。

 今年初めにはすでに監督当局による規制強化の動きが伝えられており、今回、一気に取引所を閉鎖にまで追い込んだ。

 当局は仮想通貨の中核のブロックチェーン技術は育成したい考えで、取引所の閉鎖を求めるタイミングは慎重に検討したとみられる。習近平(シーチンピン)国家主席は「金融のリスク排除」を重要政策としており、共産党大会の直前に、経済を混乱させかねない仮想通貨への強硬策を打ち出した。

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