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 ロシアの国家ぐるみのドーピング問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は15日、2014年ソチ冬季五輪でのドーピング違反が明らかになったロシア選手に対し、処分を下す方針を示した。今年末までに来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪の出場資格があるかどうかを判断する。

 調査を担当するIOCのオズワルド委員がこの日のIOC総会で、「複数の選手を処罰する要素がいくつか見つかった」と報告した。ドーピング違反発覚を避けるためにすり替えたとみられる尿検体のボトルについて法医学的な解析を進めたところ、数日後に最初の50個の結果が出る見通しになったという。10月から当該選手への聞き取りを始め、処分を下す。

 ロシアの国家ぐるみのドーピング違反隠しを明らかにした世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームの報告書を受け、IOCは昨年7月、選手個人と、組織の関与について調べる二つの調査委員会を設置した。組織的な関与への調査については進展が報告されなかったが、選手個人の不正については初めて言及した。(リマ=遠田寛生)

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