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 札幌市で50年以上にわたってミシンを踏むマネキン人形として親しまれた「千鳥ふみ子」さんが、札幌国際芸術祭の「大風呂敷プロジェクト」の応援隊長に就任した。今月30日の芸術祭閉会イベントで会場に敷く風呂敷づくりが佳境を迎える中、ミシンがけはしばらく引退していたが、参加協力の呼びかけに一役買うことになった。

 「ふみ子」さんは1956年、中山ミシン(中央区南3西3)の店頭に登場し、2013年まで雨の日も風の日もミシンをかけ、看板娘として店をPRしてきた。季節ごとに変わる衣装なども注目を集める人気者だったが、13年に店舗が閉店して以降は「内勤」となり、人目に触れる機会はほとんど無かった。

 「大風呂敷プロジェクト」は、市民から集めた布を縫い合わせパッチワーク状の大風呂敷をつくり、様々な場所を飾ったり、会場に敷いたりする芸術祭のシンボル的な企画。作業場の「おおどおり大風呂敷工場」(中央区大通西4新大通ビルディング4階)には、これまで延べ1700人以上が参加し、10メートル×10メートルの巨大風呂敷がすでに60枚以上完成。30日にモエレ沼公園で開催される芸術祭クロージングイベントで敷き詰める100枚を目指して作業が進む。メンバーは「ミシンといえば『ふみ子』さん。彼女と一緒に風呂敷を一針でも縫ってみませんか」と話している。

 「ふみ子」さんは17、18日午前10時~午後4時に札幌市資料館(中央区大通西13)、19日午後1時~6時におおどおり工場に登場、大風呂敷製作のミシンがけをするほか、記念撮影にも応じる。問い合わせは芸術祭事務局(011・211・2314)へ。(山内浩司)