[PR]

 イラクのアバディ首相は16日、同国北部のクルディスタン地域政府(KRG)が25日に予定している独立を問う住民投票について、「投票が暴力を招く事態になれば軍事的に介入する用意がある」と、AP通信のインタビューで述べた。住民投票を延期しないとするKRG側との駆け引きが続いているとみられる。

 住民投票がイラク政府とKRGが支配領域を争っているキルクーク周辺などでも実施されることを念頭に置いた発言で、アバディ氏は「クルド人やアラブ人、トルクメン人、その他の少数民族が暴力に脅かされた場合、彼らを保護するために(軍事力を)行使する」と述べた。キルクークの地方議会は住民投票参加を議決したが、同地のアラブ人やトルクメン人は反発しており、住民投票は深刻な民族対立につながる可能性がある。

 キルクーク中心部では16日、車爆弾が爆発し、1人が死亡、10人以上が負傷する事件が起きた。犯行声明などは出ていない。

 アバディ氏は「住民投票は憲法違反であり、イラク(政府)と地域の境界侵犯を招き、状況がエスカレートする」と指摘。クルドが独立する場合、憲法改正したうえでイラク国民全体で住民投票すべきで、クルド限定の住民投票は敵対行為であると述べた。

 一方、米ホワイトハウスは15…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら

こんなニュースも