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 法務省は17日、小田島(現姓・畠山)鉄男死刑囚(74)が食道がんのため、16日深夜に東京拘置所で死亡したと発表した。2002年に千葉県のマブチモーター社長(当時)宅などで計4人を殺害した3件の事件で強盗殺人や現住建造物等放火などの罪に問われ、死刑が確定していた。

 同省によると、小田島死刑囚は今年1月にのどの違和感を訴え、検査で食道がんと判明。本人の意思で、拘置所内で症状を緩和する治療を続けていたという。

 小田島死刑囚は02年8月、守田克実死刑囚と共謀し、当時のマブチモーター社長宅で、社長の妻と長女を殺害。現金などを奪い、社長宅を半焼させた。同年9月と11月にも東京都目黒区の歯科医師と、千葉県我孫子市の金券ショップ経営者の妻を殺害し、現金や貴金属などを奪った。

 07年3月、千葉地裁で、いずれの事件も主導したと認定され、死刑判決を受けた。控訴したが同年11月に取り下げて確定。当時の弁護人を務め、今年2月と7月に拘置所で面会したという金子好一弁護士は朝日新聞に「『覚悟はできているから、(積極的な)治療は断った』と言っていた」と話した。(小松隆次郎