[PR]

 ロシアの組織的なドーピング疑惑が浮上してから、もうすぐ3年になる。最初に報じたのは、ドイツ人でフリー記者のアイヨ・セパルト氏(54)を中心とした調査報道だった。これまでのスポーツ報道とは一線を画し、ドーピング問題を追及するセパルト記者に、真意を尋ねた。

 この問題を明るみに出したのは2014年12月。自身が携わったドイツ公共放送(ARD)のドキュメンタリー番組「ドーピングの機密文書 ロシアはどのように勝者を生み出すか」だった。ロシアの現役の陸上選手、ユリア・ステパノワが登場し、隠れて録音した音声や映像を提供。当時の実態を内部告発した。

 西ベルリン生まれ。「父はチェスの選手で、母は家事手伝い。スポーツとは特に縁もなかった」。学生時代に水泳部に所属し、テレビ業界に関心があったため、最初はインターンとして契約したARDでは水泳の記者に。当時からドーピングの話題への興味はあったという。

 セパルト記者がドーピング問題…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら