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 別居中の夫の自宅に侵入し、夫のバイオリン54丁と弓70本(計約1561万円相当)を壊したとして、住居侵入と器物損壊の罪に問われている中国籍の楽器販売業、河宮碧(かわみやみどり、本名・秦悦)被告(35)=東京都江東区=の初公判が19日、名古屋地裁であった。河宮被告は「(一部は)壊していません」と述べ、起訴内容の一部を否認した。

 検察側の冒頭陳述などによると、河宮被告は2012年に夫=現在は離婚=と別居。2人の子どもらと生活していたが、夫が養育費を支払わないため、13年に「高いものから破壊、焼却します」などとメールを送ったという。

 だが、その後も支払いがなかったことから、14年1月30日~2月19日ごろ、名古屋市中村区にある夫の自宅を訪問。鍵の交換がされており、中に入れなかったため、窓を手で割って侵入。バイオリンなどを壊し、壁には「遊びに来ました。泥棒ではありません」と書いたとされる。

 弁護側は今後の公判で、壊れたバイオリンなどのうち、河宮被告が壊していないものを特定して示す意向を明らかにした。