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 だんじりが勇壮に町中を疾走する季節。精巧な彫刻がくまなく施され、「走る芸術品」とも呼ばれるが、この秋、とある町で新調されただんじりが注目を集めている。

 堺市中区毛穴(けな)町で今月10日、真新しいだんじりがお披露目された。樹齢約250年と約350年の2本のケヤキから造られた。高さ約4メートル、重さ5トン弱。新調に向けて2010年秋から話し合い、寄付を中心に1億円余りを集めた。ようやく完成した「町の宝」を見ようと、約500人が集った。「祭りが続く限り大事に使いたい」と地車新調実行委員長の日野谷繁之さん(59)は目を細めた。

 このだんじりの特徴は「国産」。大阪府岸和田市で最も古いだんじり製造業者、植山工務店の佐野和久社長(51)によると、1993年に完成した同市内の山手地区のだんじりを最後に、彫刻の多い「岸和田型だんじり」には海外で彫られた彫り物が使われてきたという。

 特に屋根の下の「枡組(ますぐ…

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