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 40万人以上が難民になる人道危機に、国連総会では18日、ロヒンギャ問題をめぐって閣僚級会合が開かれた。ジョンソン英外相は「人権侵害と暴力は(ミャンマーの)名声に傷をつけている」と指摘。ヘイリー米国連大使も「軍事作戦の停止と人道支援、(難民の)安全な帰還を求める」との声明を出した。

 こうした国際的な批判の高まりを受けて、今回の国連総会を欠席したアウンサンスーチー国家顧問は19日、首都ネピドーで各国の外交官や国内外のメディアを前に演説した。8月下旬にあった治安部隊の掃討作戦開始後初の公式行事での発言になった。

 スーチー氏は、英語での演説で「政府は努力している。国際的な調査を恐れているわけではない」と発言。入国を拒んでいる国連人権理事会の調査団の受け入れも示唆した。

 一方で、「掃討作戦は、9月5日以降は行っていない。イスラム教徒の村々の50%以上は無傷だ」と主張。難民が帰還すれば、国籍などの登録手続きを進める意向も示し、国際社会の理解を求めた。だが、国民の反発が予想される国籍付与の問題を前進させるのは困難との見方が強い。(ネピドー=染田屋竜太)

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