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 米デルタ航空は19日、成田―グアム便の運航を2018年1月で終えると明らかにした。「路線を維持するのに十分な需要がないため」と説明している。北朝鮮が米領グアム周辺にミサイル発射を検討していると警告した後、日本からの観光客が減っていることも影響した可能性がある。

 デルタは昨年、成田―ニューヨーク便という看板路線の撤退に踏み切るなど、成田発着便を縮小してきた。成田からグアムへは毎日運航してきたが、来年1月8日を最後に運休する。毎日運航しているサイパン便と、週2便のパラオ便は運航を続ける。

 グアムの観光当局によると、グアムへのパックツアーや修学旅行などのキャンセルは8月だけで7426件に達し、その大半が日本からの予約だった。

 グアム便をめぐっては、格安航空会社の香港エクスプレスも15日、「地政学上の懸念」を理由に、10月に予定していた中部―グアム便の就航を延期すると発表した。

 成田―グアムは日本航空と米ユナイテッド航空もそれぞれ毎日運航している。(ニューヨーク=江渕崇)