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 愛知県の中京大中京高の前監督で、2009年の夏の甲子園で同校を優勝に導いた大藤敏行さん(55)=現・野球部顧問=が来年4月から、同県の享栄高の野球部顧問に就任することが分かった。次期監督就任を視野に入れたもので、享栄関係者らが明らかにした。

 大藤さんは中京高(現・中京大中京高)出身で、2年の時に夏の甲子園に出場した。静岡の高校でコーチをした後、28歳で母校の監督に就任すると、春夏計9回甲子園に出場し、夏優勝、春準優勝を1度ずつ成し遂げた。

 10年夏の甲子園後に監督を退き、顧問に。昨年には高校日本代表のヘッドコーチに就任し、今年カナダで開催されたU18ワールドカップでも早稲田実の清宮幸太郎選手らを指導した。

 中京大中京高は夏の甲子園で全国最多優勝を誇る。享栄高もこれまで甲子園に夏8回、春11回出場したが、00年春以来は遠ざかっている。県高校野球連盟の関係者は「県内のライバル校への転出は異例だが、県内の野球の活性化につながることを期待する」と話した。

 大藤さんは朝日新聞の取材に対し、「中京大中京で(保健体育の)教員をしている立場。いまは、私からは何とも答えられません」と話した。