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 ミャンマーのイスラム教徒ロヒンギャ約40万人が難民になっている問題で、同国のアウンサンスーチー国家顧問への国際的な批判が高まる中、国内では逆に支持が高まっている。多くの人がフェイスブック(FB)にスーチー氏の写真を載せて応援。「スーチー氏への批判は的外れだ」と主張する。

 治安部隊による掃討作戦で難民が増え、国際人権団体などは「民族浄化だ」とミャンマー政府への批判を強めている。それに対し、同国内ではスーチー氏の写真とともに「私たちはあなたとともにいる」というメッセージを、自分のFBのプロフィル写真に添える人が増えている。

 メッセージをデザインしたミャンマー人男性(29)は朝日新聞の取材に「国民として、糾弾されている彼女を支えたかった」と話す。現在約27万人が使い、数は増え続けているという。

 国内では掃討作戦を「襲撃事件を起こしたテロリストへの攻撃」とする意見が目立つ。人口の9割近くを占める仏教徒を始め、ヒンドゥー教徒やロヒンギャ以外のイスラム教団体からも「政府の姿勢を支持する」との声が上がっている。

 イスラム教組織の幹部は朝日新聞の取材に「ロヒンギャは多くの国民にとって『よそ者』。襲撃事件でさらに反感が高まっている」と話した。(ネピドー=染田屋竜太)