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 妊娠時に夜勤を免除されている看護職員は約5割――。日本医療労働組合連合会(医労連)が20日に発表した調査結果でこんな実態が浮かび上がった。慢性的な人手不足が背景にあり、流産や早産につながっていると指摘。医労連は「人員を増やすなど労働環境の改善策が必要」としている。

 医労連は4~5年ごとに看護職員の労働実態を調べている。今年5月、全国の約3万3千人から回答を得た。

 2014年以降に妊娠を経験したのは、このうち3301人だった。妊娠時に「順調だった」と答えたのは26%。「切迫流産・早産」を経験したのは35%、流産は10%だった。職種を限らず、働く女性に全国労働組合総連合が2015年に調査した結果と比べ、「順調」は約8ポイント低く、「切迫流産・早産」は約8ポイント高かった。

 また、「慢性疲労」があるのは全体の72%、「健康不安」があるとしたのは55%。「仕事を辞めたい」と答えたのは75%で、理由は「人手不足で仕事がきつい」が48%で最も多かった。(黒田壮吉)