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 JR西日本は20日、線路わきの電柱を交換するため、専用の作業車を導入すると発表した。同社によると、巨大なアームで電柱をつかむ技術を採用したのは国内で初めて。作業時間が短縮されるといい、JR西は来月から作業員の訓練を始め、まず京阪神の在来線での作業に使う。

 JR西のグループ会社と、クレーンメーカーのタダノ(高松市)が共同開発した。費用は開発費も含めて約1億5千万円で、京阪神エリアで年間約200本の電柱を交換するという。

 新型の作業車はタイヤと鉄道の車輪の両方を備え、踏切などで道路から線路に入る。後部にアームと操縦席があり、電柱をつかんで持ち上げ、そのまま横向きに回転できる。これまでの交換作業はクレーンとワイヤで電柱をつり上げ、高所で作業する必要があったが、この作業車があれば簡単に撤去したり、埋めたりできる。

 JR西は、作業車の導入で電柱1本の交換にかかる時間は2時間から1時間半に短縮されると見込んでおり、さらに作業員の人数も少なくできるとしている。(広島敦史)