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 群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる尾瀬国立公園のほぼすべての山小屋や施設で、10月までにauの携帯電話や各社のスマートフォンなどが、種類によって順次使えるようになる。KDDIが20日、発表した。

 尾瀬国立公園内の21の山小屋のうち、玄関口の鳩待(はとまち)山荘と大清水小屋(群馬県片品村)ではすでに使えるが、20日からは尾瀬ケ原にある四つの山小屋で利用できるようになった。今後、尾瀬沼周辺などその他の小屋や休憩所、ビジターセンターでも工事を進める。会津駒ケ岳付近など一部は来年以降の予定。KDDIによると、利用できるのは同社の「4G LTE」に対応した携帯電話やスマホだが、無料Wi―Fiの設定登録をすれば、対応する端末なら他社も含め、すべて使える。

 尾瀬での携帯電話利用をめぐっては、2002年に鳩待峠などに基地局が建設されたが、特別保護地区の尾瀬ケ原や尾瀬沼周辺について「静寂な環境を乱す」などの反対意見が自然保護団体などからあり、白紙撤回された経緯がある。

 その後の携帯電話の普及や入山者の減少で、若者や外国人客を増やしたいとの地元の思いが強まり、小屋の中での使用に限るという条件で許可が決まった。(井上実于)