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 過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と称してきたシリア北部ラッカの奪還作戦にあたっている「シリア民主軍」(SDF)は20日、ラッカ市域の8割を奪い返したことを明らかにし、「作戦は最終局面にある」との認識を示した。ロイター通信がSDFの声明として報じた。

 SDFは少数民族クルド人の武装組織を主体とする部隊。在英NGO「シリア人権監視団」も同日、SDFが同市の9割以上を奪還したと発表した。国連機関によると、8月末時点で同市内には最大で約1万5千人の市民が取り残されている。市民らはISに「人間の盾」とされたり、SDFを支援する米軍など有志連合側の空爆による巻き添え被害にあったりしているとされる。

 SDFは6月から本格的にラッカ攻略戦に取りかかり、今月初旬には旧市街を奪還していた。(イスタンブール=其山史晃)