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 東芝と半導体事業で協業する米ウエスタンデジタル(WD)は21日、東芝に「協業契約違反」があったとして、国際仲裁裁判所に新たな申し立てをしたと発表した。両社は東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の四日市工場(三重県四日市市)で共同生産している。WDは申し立てで、東芝が8月に単独で決めた設備投資を禁じるよう求めている。新設備での生産は2019年から始まる予定で、WDは生産される製品の供給を受けられないおそれがあった。

 東芝は経営再建のため、東芝メモリを、米投資ファンドのベインキャピタルが率いる「日米韓連合」に売却すると20日に決めた。WDはこの決定に強く反発しており、今回の申し立ては売却計画を揺さぶる狙いがあるとみられる。またWDはすでに、東芝メモリの売却自体の差し止めも、国際仲裁裁判所に申し立てている。