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 酒気帯び状態でパトカーを運転した疑いがあるとして、福岡県警は21日、早良署地域課の男性巡査(21)を停職1カ月の懲戒処分にし、発表した。巡査の上司は署員から「酒のにおいがする」と報告を受けたが、飲酒検知はしていなかった。県警が報告翌日から道路交通法違反容疑で調べたが、立証できなかったという。

 上司の男性警部補(53)は本部長訓戒、巡査と一緒に飲酒していた同僚の男性巡査(24)は所属長訓戒の処分を受けた。巡査と同僚はいずれも同日付で依願退職した。

 監察官室によると、巡査は8月2日午前5時ごろまで飲酒。早良署に出勤した後の午前9時10分ごろから約10分間、勤務先の交番までミニパトを運転した。

 一緒に飲酒していた同僚は勤務に遅刻し、上司に「巡査は午前2時に帰った」とうその報告をした。上司はこの話を信じ飲酒から時間が経っていると判断し、このときは飲酒検知をしなかった。

 県警はその後、巡査の飲酒量や経過時間などから当時のアルコール濃度を推測したが、酒気帯び運転の基準値には達しなかったため、立件はしなかったという。

 また県警は、7月下旬に署の証拠品の大麻を盗んで所持したとして、大麻取締法違反罪などで起訴された南署の警部補、佐藤昭義被告(42)を懲戒免職処分にし、署長ら4人を本部長訓戒などの処分にした。

 県警は今年に入って20人が懲戒処分を受けており、過去5年間で最も多い。