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 トランプ米大統領が19日の国連一般討論演説で「日本の13歳の少女が自国の海岸から誘拐された」と拉致被害者の横田めぐみさんに触れたことについて、母早紀江さん(81)は21日、「世界の多くの方が聞いている中で、トランプさんが拉致問題について言葉にしてくださった。感動しました」と語った。

 早紀江さんはこの日、東京都中野区で支援者らの会合に出席。「核やミサイルが問題になっているときに、北朝鮮が人間の命を何とも思わずこんなこと(拉致)までする国だと、国連で大統領が言ってくださった。金正恩(キムジョンウン)という人の心が変わって、拉致被害者がみな解放されるよう望んでいます」とあいさつした。

 早紀江さんは20日午前にも、川崎市内で報道陣の取材に応じ、「『北朝鮮が13歳の子を拉致した』と大統領が言ってくださったのは、解決への大きなチャンス。『核や軍備だけが人間の勝利ではない。拉致を認めたのだから被害者を帰さなければいけない』ということを、どう言えば北朝鮮に伝わるのか、専門家が知恵を出して考えてほしい」と述べていた。

 めぐみさんの弟で拉致被害者家族会事務局長の横田拓也さん(49)や支援の「救う会」、議員連盟メンバーらが11~16日に訪米し、米政府関係者らに働きかけたことについても、早紀江さんは「『北朝鮮の人権・人道問題について訴えたい』と息子(拓也さん)が言っていた。手応えがあったようです」と語った。(編集委員・北野隆一

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