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 日本将棋連盟(佐藤康光会長)は、公式戦の対局前に、棋士に対して金属探知機を使った持ち物の検査を10月から実施する方針を決めた。連盟が21日発表した。スマートフォンなどの電子機器を使った不正を防ぐためで、対局中の所持が発覚した場合は、不正目的と確認されなくても「負け」になるという。

 ホテルや旅館などが対局会場となるタイトル戦では、すでに検査が実施されている。今回の取り組みにより、タイトル戦の予選など、通常は東京と大阪の将棋会館で行われる全公式戦で導入されることになる。

 検査は対局室の入り口で行われ、女流棋士らも対象となる。これまで、電子機器は対局前にロッカーに預けることを棋士に求めていたが、ルールを厳格化する。10月1日から12月末までをテスト期間とし、問題がなければ対局規定を改正して正式に導入する。

 電子機器を巡っては、昨年の公式戦で不正使用を疑われる問題が起き、棋士らで構成する委員会が新しい対局規定のあり方を協議していた。