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 文化庁は21日、「国語に関する世論調査」を発表した。長く使われてきた慣用句の理解度が下がる一方、さまざまな新しい表現が定着しつつある実態が明らかになった。

 存続するか滅亡するかの重大の局面。本来の言い方はどちらか。

 「存亡の危機」

 「存亡の機」

 正解は後者。だが、そちらを選んだのは6・6%にとどまり、「存亡の危機」の回答率は83・0%にのぼった。

 「ぞっとしない」の本来の意味は?

 「面白くない」

 「恐ろしくない」

 これも本来の意味とされる方に回答したのは22・8%にとどまり、「恐ろしくない」が56・1%と半数を超えた。

 また、「知恵熱」の意味としては本来の「乳幼児期に突然起こる発熱」と回答した人は45・6%。「深く考えたり頭を使ったりした後の発熱」と答えた人が40・2%いた。ただ、文化庁の担当者は「言葉は変化するもので、明確な誤用というわけではない」と話す。

 新しい表現では、「心が折れる」を使う割合を調べた。「使うことがある」のは全体で43・3%。50代でも約半数、10~40代は60~70%台の人が使用すると答えた。

 1980年代にマンガで使われ始めたとされる「目が点になる」も使うとする回答が46・3%に。特に50代が69・9%、40代が65・5%と高かった。

 全体で28・9%が使うと答えた「毒を吐く」は、20~40代で過半数に上る一方で、10代は38・2%にとどまった。文化庁の担当者は「30代の方々が多感な頃に出てきた言葉だと思われるが、今の10代からみると、もう『ダサい』のかもしれない」と話した。(後藤洋平