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 安倍晋三首相とトランプ米大統領、文在寅(ムンジェイン)・韓国大統領は21日昼(日本時間22日未明)、ニューヨークのホテルで約1時間会談した。核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、圧力を強化するよう国際社会に働きかけることで一致。対話路線を重視する中国やロシアを含め、全ての国連加盟国が制裁決議を完全に履行するよう求めることも確認した。

 3首脳の会談は、7月にドイツで開催された主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて行われて以来。

 トランプ氏は冒頭で、北朝鮮との取引がある金融機関など制裁対象を拡大する独自の追加制裁措置を発表。「ならず者国家を金銭的に支える国は許せない」と断じ、「(北朝鮮の)完全な非核化を望んでいる」と強調した。

 安倍首相は「新たな段階の圧力をかけていく観点から、米国の強力な新しい制裁措置を歓迎し、支持する」と表明し、「日米韓で連携し、北朝鮮の核の放棄に向けた戦略を議論し、次の行動につなげていきたい」と述べた。

 文氏は「国際社会と密に連携し、北朝鮮に圧力をかける」とした。

 日本政府の説明によると、韓国政府が国際機関を通じて北朝鮮に計800万ドル(約9億円)の人道支援を行うと決めたことをめぐる議論もあったという。安倍首相は「今は対話の局面ではない。国際社会で従来にない新たな段階の圧力をかけ、北朝鮮の政策を変えさせることが不可欠だ。圧力を損ないかねない行動は避ける必要がある」と主張し、韓国に慎重な対応を求めた。3首脳は、日米韓で緊密に政策のすり合わせを行っていくことで一致したという。(ニューヨーク=松井望美)

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