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 宇治市は22日、宇治川右岸にある二子山古墳の北墳北側で、墳丘のすそと掘り込みを確認したと発表した。同古墳と周辺地域で宅地開発が計画されているため、市は国史跡に指定してもらって保存する考え。古墳の価値を明らかにするため、昨年度に続いて発掘調査した。

 同古墳には南北2基の墳丘がある。調査は7月から、墳丘から突き出た「造り出し」(土壇)など祭祀(さいし)のための施設の有無を確認するため、北墳北側で実施。造り出しは確認できなかったが、見つかっていなかった墳丘のすそと、その外側に南北5・6メートル、東西11メートル、深さ約70センチの掘り込みがあることを確認した。

 市歴史まちづくり推進課の担当者は「掘り込みは、古墳が造られた頃に設けられた可能性がある。類例があるか調べたい」と話す。現地説明会は実施しない。