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 栃木県那須町で登山講習中の大田原高校の生徒7人と教員1人の計8人が亡くなった雪崩事故は27日で発生から半年。犠牲となった奥公輝(まさき)さん(当時16)の両親の手元には、他の生徒が事故の2日前に撮影した公輝さんの写真がある。「この直後に、あんなことになるとは思わなかっただろうな」。この半年間、写真にそう語りかけながら、なぜ事故が起きたのかを問い続けてきた。

 3月27日。雪崩発生から2時間近くがたった午前10時過ぎ、自宅に担任から「公輝さんが事故に遭った」と電話があった。

 「無事なら連絡を」。父親の勝さん(46)と母親の友子さん(46)は、公輝さんに「LINE」(ライン)でメッセージを送ったが、一向に「既読」にならない。夜になって宇都宮市の病院で、亡くなった公輝さんと対面した。友子さんは「冷たくって、でも眠っているようで。すぐにお風呂につけてやりたかった」と振り返る。

 真面目で優しくマイペースだった公輝さん。家では山岳部の活動について「テントで先輩たちとゲームやアニメの話をするのが楽しかった」と話していた。

 事故直後の4月。雪崩でけがを負った山岳部の先輩が自宅に来て、1枚の写真を手渡してくれた。山々を見晴らす風景の中で仁王立ちする公輝さん。事故の2日前、講習会初日の3月25日に撮影したものだった。勝さんは「楽しかったんだな」。スマートフォンに入れて持ち歩き、眺めている。

 勝さんは当初、取材を断ってい…

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