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 韓国の李洛淵(イナギョン)首相は22日、朝日新聞のインタビューに応じ、天皇陛下の退位前の訪韓を求める考えを示した。日韓双方には、朝鮮半島とのゆかりに言及してきた天皇の訪韓が、日韓関係改善の大きな契機になると期待する声がある。

 李氏は「退位される前に韓国へいらして、この間の両国がほどけなかったしがらみを解いてくだされば、両国関係の発展に大きな助けになる。それだけの雰囲気が早く醸成されることを望む」と語った。文在寅(ムンジェイン)政権として、訪韓実現の雰囲気を盛り上げていきたい考えも示した。

 また、2018年が小渕恵三首相と金大中(キムデジュン)大統領(共に当時)による「日韓パートナーシップ宣言」から20年になる点を指摘。「韓日関係が最も良かった時期。あの時の両国関係が復活すれば良い。外交当局間でも議論が始まることを望む」と述べ、新たな政治合意への期待感を示した。

 両国の指導者に対しては「韓国がバランス感覚、日本が歴史認識と配慮を備えることが大切だ」とも述べた。

 李氏は、11月に更新期限を迎える日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が1年延長されたことについて「当然だと思う」と語り、評価した。同時に「その次の段階の協力は現時点では検討していない。無理にやれば韓日関係が後退する」と述べ、韓国軍と自衛隊との間で武器の部品や弾薬、燃料などを相互に融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」の締結には慎重な考えを示した。

 歴史認識問題については「韓国の国民にも愛憎の気持ちがあるのが現実だが、(日本と)共にできることも多い」と語り、未来志向で処理したい考えを強調した。

 韓国の首相は大統領に次ぐ立場…

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