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 陸上の全日本実業団対抗選手権は23日、第2日が大阪・ヤンマースタジアム長居などであり、男子円盤投げで、堤雄司(群馬綜合ガードシステム)が、自身の持つ日本記録を20センチ更新する60メートル74で4連覇を達成した。男子1万メートル競歩は、同種目の日本記録保持者で、今夏のロンドン世界選手権の20キロ競歩代表だった高橋英輝(富士通)が38分56秒90で3連覇。男子400メートル障害では、ロンドン世界選手権代表の安部孝駿(デサント)が49秒08で3年ぶり2度目の優勝を飾った。

堤、狂いが少し生じても力

 堤にとって、地力を見せつける大会となった。円盤投げ決勝の2投目。体を回転し始める際に、手の中で円盤が動いた。「やばい」。ミリ単位とはいえ、予想外の出来事に動揺した。それでも「振り切りだけ合わせよう」と立て直した投てきは60メートル74を記録。8月に打ち立てた自らの日本記録60メートル54を更新した。

 狂いが少し生じても力を発揮できるのは、日本記録を出した「事実」を体が覚えていたからだという。「一つ壁を越えた経験が大きい。60メートルを投げても、何とも思わなくなった」

 ただ、8月にあったロンドン世界選手権の参加標準記録は65メートル00。「まだ足りないことが多い。海外に行く機会があれば、ほかの選手に練習や意識について聞きたい」。20年の東京五輪に向けて、精進は続く。

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