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 イランは国産の新型弾道ミサイル発射実験を実施した。国営テレビなどが23日、「実験が成功した」と伝えた。トランプ米大統領がイランのミサイル開発を批判し、2015年に欧米などがイランと結んだ核合意の破棄をちらつかせる中での発射実験で、米政府が追加制裁などの措置に出る可能性がある。

 イランメディアによると、ミサイルは射程約2千キロで複数の弾頭を搭載可能。米国の同盟国でイランと敵対するイスラエルも射程に入る。22日にテヘランで開かれたイラン・イラク戦争の開戦を記念する軍事パレードで披露されていた。発射日時は明らかにされていないが、国営テレビなどは、ミサイルが精鋭部隊・革命防衛隊の基地から発射される様子を報じた。

 ロハニ大統領は22日のパレードでの演説で「米国が望むかどうかにかかわらず、イランはミサイル開発を続ける」と語った。一方、トランプ氏はこれまで「ミサイル開発は核合意の精神に違反している」などと批判している。(テヘラン=杉崎慎弥