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 プロ野球ロッテの来季の新監督に、今季限りで現役を引退する井口資仁内野手(42)が就任する見通しとなった。

 「お父さんのような感じ」。選手会長の角中は井口の存在をこう話す。大リーグでワールドシリーズを制覇、史上5人目となる日米通算2千安打も達成。輝かしい実績を持ちながら、「若い選手と一緒に声を出して走って、そういう思いでやってきている」との本人の言葉通り、偉ぶることがない。野球以外の相談を多くしたという選手もいて、人望も申し分ない。

 だが、引退即監督となると、指導者経験のなさがネックになりかねない。選手との距離感も変わってくるだろう。時には非情になることも必要だ。

 チームは今季、開幕から不振にあえいだ。防御率はパ・リーグ唯一4点台で、得点は1試合平均で3点台。戦力は足りず、状態はどん底だ。チームの宝、レジェンドを新人監督として据える以上、スタッフの充実と、的確な戦力補強で土台を作る必要がある。(大坂尚子)